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あうん漂流記 ~最終回~

荒川区東日暮里の「リサイクルショップあうん」です。

2002年にはじまった、企業組合あうんは、様々な背景を抱え働くことが困難な状況にある人が集まり、それぞれの良さを活かしながら働こう!と始めた仕事おこしの取り組みです。

2010年にリサイクルショップあうんの店内でフリーペーパー「あうん通信」を配っていました。スタッフが関係しているNPOや活動を紹介するコーナーを設けたりもしました。

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その中にある「あうん漂流記」。
今回は最終回です。大きな倉庫を借りて、衣類と家電の小さなお店2つで営業していましたが、今の大きな店舗に移りました!大きな不安と期待を胸に、あうんとして大きな賭けに出ました。

「あうん漂流記 最終回」 2010年7月発行



その1はこちらからどうぞ

その2はこちらからどうぞ

その3はこちらからどうぞ

その4はこちらからどうぞ

その5はこちらからどうぞ


 2007年に企業組合という法人格を収得したあうんは、メンバーが当たり前の生活(基準は難しいのですが)をめざして、事業をいかに大きくしていけるのかで、悩んできました。昨年(※注2009年)7月、現在の家電店舗として使っている倉庫を、根津鋼材から借りました。店舗の面積が狭い、商品があっても展示できずに、捨てるしかない、店舗売り上げがなかなか伸びないという以前からあった問題を解決するために、店舗を広げることを決断したのです。家電、衣類とも店舗面積がかなり広くなり、商品も以前に比べてずいぶん豊富になりました。新しいお客さんも、少しづつ増えてきました。しかし、まだまだ新しい店舗を借りたことによって増えた経費負担を賄えるまでにはなっていません。本当にこれからが勝負ということでしょう。便利屋仕事も今年になって、地域の仕事がずいぶん増えてきました。これは、やっとあうんが地域に認めてもらえたということの1つの表れでしょう。

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あうん新店舗開店パーティ 
 
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あうん店舗の工事は改装工事も含め手作りです 

 悲しい出来事もありました。昨年10月に、古くからのメンバーだった井上さんが脳梗塞の為亡くなりました。メンバーはもちろんのこと、お客さんからも愛された井上さんは、みんなの涙の中で、旅立って行きました。

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井上さんお別れ会

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仲間もお客さんも井上さんへのメッセージを書きました

 一方で、新しいメンバーも増えて、約30名のメンバーが現在あうんで働いています。決して順風満帆とはいえないこの8年間、あっちにぶつかり、こっちにぶつかりしながら、歩んできた8年間、事業運営なんて、誰もやったこともない中で、試行錯誤の8年間でした。今、あうんはやっと世間に少し認められる事業として、第1歩を踏み出せたかなというところでしょうか。これからは、今の20代30代を中心にしたあうん第2世代の時代です。協働で働くことの意味を問い返しながら、又試行錯誤が始まる事でしょう。そして、あうん第1世代の50代60代は、「今の若いやつは、何を考えているのかわからん。」とか言いながら、体は動かなくなっても、口だけは達者、「働かなくてもいられるあうん」―「みんなが自分らしくいられる場」をめざして進んでいくことになるでしょう。

 あうんは地域の皆様、様々なネットワークのつながりに支えられながら、これからも大きく成長していきたいと思います。今後ともよろしくお願いします。    (完)

やま
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tag : リサイクルショップ 荒川区 フリーペーパー

あうん漂流記 ~その5~

荒川区東日暮里の「リサイクルショップあうん」です。

2002年にはじまった、企業組合あうんは、様々な背景を抱え働くことが困難な状況にある人が集まり、それぞれの良さを活かしながら働こう!と始めた仕事おこしの取り組みです。

お客様とあうんの歴史を共有しおしゃべりの種にもしていただこうと、2010年にリサイクルショップあうんの店内でフリーペーパー「あうん通信」を配っていました。スタッフ同士で似顔絵を描いて自己紹介コーナーを設けたりもしました。イラストにも個性が出て、なかなか面白かったです。

その中にある「あうん漂流記」。
今回は2007年以降です。企業組合とうい法人格を取得し、いよいよいっちょ前の会社らしくなっていきます!

「あうん漂流記 その5」 2010年6月発行

その1はこちらからどうぞ

その2はこちらからどうぞ

その3はこちらからどうぞ

その4はこちらからどうぞ


 2007年に入り、以前から懸案になっていた法人格の問題に本格的に取り組むことになりました。それまであうんは、当時の代表、湯浅誠の個人事業でした。みんなで稼ぎ出した利益は、税法上は個人の所得になっていました。売り上げも多くなっていき、だんだん個人事業では、不具合も出てきた頃でした。
 
何よりも、あうんの特徴である「働いているみんなで運営していく」という理念と組織形態が違っていることが問題になりました。はたして、あうんに合う法人格は何があるのか、NPOなのか、株式会社なのか、別の法人があるのか・・・・そこで、現代表の若畑さんが、調べてくれたのが、現在の企業組合という法人格です。これは、以前あうん通信でも紹介していたように、出資金を払った1人1人が対等な立場で、事業運営をしていくというものです。当時はやった言葉「1万円払って社長になろう!」「みんなが社長!」これらに当時の私たちの思いが込められています。

 2007年11月、めでたく「企業組合あうん」として、再スタートとなりました。今までなかなかできなかった社会保険等も整備し、やっと本格的事業としてスタートすることになったのです。なんとか生活できる賃金も出せるようになり、若者の参加も増えました。

 この頃、社会的にも派遣労働など労働の在り方が問題になりはじめ、新しい働き方―協同労働として、あうんが世間から注目されてきたのか、取材要請が入るようになり、2008年11月には、NHKテレビの福祉ネットワークであうんが取り上げられました。
(やま)

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企業組合あうん設立パーティ(というか、ただの飲み会のようですね…)の1枚

tag : リサイクルショップ 荒川区 フリーペーパー

あうん漂流記 ~その4~

荒川区東日暮里の「リサイクルショップあうん」です。が多忙のため、やまが今回担当しております。

2002年にはじまった、企業組合あうんは、様々な背景を抱え働くことが困難な状況にある人が集まり、それぞれの良さを活かしながら働こう!と始めた仕事おこしの取り組みです。

2010年にリサイクルショップあうんの店内でフリーペパー「あうん通信」を配っていました。
まだ小さなお店でのんびりしていたあうんでは、お客様がご来店時、本当にいろいろとお話をしてくださり、私たちはまるで親戚のように身近な関係に感じたものでした。だからこそ、お客様にあうんの経緯や目指していること、スタッフのことを知ってもらいたいとはじめました。

その中にある「あうん漂流記」はあうん設立当時の事業を運営していく大変さだけでなく、おもしろさや仲間同士の雰囲気がわかるものだと思います。いよいよ今回は2006年以降。若者があうんに参入します!




「あうん漂流記 その4」 2010年5月発行

その1はこちらからどうぞ

その2はこちらからどうぞ

その3はこちらからどうぞ

 2006年に入ると、便利屋の方も順調に仕事が増え、一方で、50代60代中心だった便利屋メンバーも、階段などの現場になると、悲鳴を上げるという状況になりました。「こりゃ、若いやつを入れなきゃ、どうしようもない。」と思い始めたころ、世の中は、若者の非正規労働の問題が取り上げられ、「ワーキングプア」「ネットカフェ難民」等という言葉が騒がれるようになりました。若者たちが「派遣」という非正規労働という形で、使い捨てられていく現実は、目に余るものがありました。一方で、家族関係など苛酷な環境の中で引きこもっていく若者たちも又増えてきました。若者の貧困が、世の中を騒がせ始めました。

 「若者を入れなければ、続けられない。」という、あうんのニーズと、時代的な背景の中で、夏ころから、協力団体の「もやい」を通して、ぽつぽつと10代20代30代の若者たちがアルバイトの形で、あうんにやってきました。そこから定着していったのが、今のあうんのメンバーです。当初、この世代間の違いが、どう影響するのか心配だったのですが、おじさんたちはまるで我が子のように、「まったくどうしようもない。」と言いながら、若者をかわいがり、それが若者たちの閉ざされ傷ついた心を少しづつ開かれていったように思います。

 こうして、その後も一般企業に就職したけれど、あうんの協同労働という働き方に共感して入ってきた若者等々、少しずつ若い世代が増え始め、今では21歳から67歳まで、30名近くのメンバーであうんを運営しています。
(2010/05 あうん漂流記より)

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この頃はボランティアで炊き出し出店もしていました。反貧困フェスでおじちゃんと若者がテントをはる瞬間をパチリ

やま

tag : リサイクルショップ 荒川区 便利屋

あうん漂流記 ~その3~

荒川区東日暮里の「リサイクルショップあうん」です。
2002年にはじまった、企業組合あうんは、様々な背景を抱え働くことが困難な状況にある人が集まり、それぞれの良さを活かしながら働こう!と始めた仕事おこしの取り組みです。

2010年にリサイクルショップあうんの店内で配布された、
「あうん通信」はお客様に私たちの設立の経緯や目指していること、スタッフのことを知っていただきたいと思って始めたものです。

その中にある「あうん漂流記」はあうん設立当時の事業を運営していく大変さだけでなく、
おもしろさや仲間同士の雰囲気がわかるものだと思います。





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「あうん漂流記 その3」 2010年4月発行

  →その1はこちらからどうぞ

  →その2はこちらからどうぞ



 東日暮里2丁目の店舗兼事務所はすぐに手狭になりました。便利屋が始まると、家具や家電も増えてきて、やっぱり捨てるのはもったいないし、売れるものは売ろうということに。お客さんの御厚意で、お店のすぐ前に倉庫の片隅を格安でお借りしました。  

ところが、2005年にそこが、売りに出されることになり、大慌てで新しい物件を探しました。

そこで見つけたのが、現在の1丁目の衣類の店舗と事務所です。事務所部分を衣類のお店、隣を家具家電のお店として、本格的に家具家電を取り扱うようになりました。ただ、お店として使われていたわけではないので、リフォームが必要になります。安くするためにも、リフォームは自分達の手で、ということになりました。
そこで活躍したのが、ペンキのたまさん、大工の舘さんです。現在の事務所の床を貼ったのは、あの湯浅誠です。お店の看板を書いたり、本当に手作りのあうんでした。
引っ越しも大騒動!!当時学生ボランティアとして引越しを手伝ってくれた田中入馬君は、現在ではあうんの中心スタッフです。

 2006年の2月、現在の東日暮里1丁目で本格的に衣類、家具家電を取り扱うお店としてあうんは新たなスタートを切りました。2丁目のお店から引き続き来て下さるお客さん、引越してきたことで、新しくおなじみになったお客さんと、お客さんの数もだんだんと増えていったのが、この頃です。
とはいえ、今と較べてみれば、まだまだ本当に小規模で、増えた家賃と人件費は到底お店の売り上げでは賄えない状態でした。 

当時、今は亡き井上さんを中心に、土曜日、日曜日になると衣類や雑貨を持って、明治公園や錦糸公園等、フリーマーケットに朝早くから出掛けて行ったのが、なつかしく思い出されます。


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今も昔も、お客さまへの感謝といえば「餅つき」のあうんです。もちろん無料で振る舞います。
毎年楽しみにしてくださる方が大勢いました。

モチツキ2008,2,11-003



S

あうん漂流記 ~その2~

 毎週お届けと言っていて、更新忘れておりました!汗


リサイクルショップあうん」の次に「便利屋あうん」がはじまったころのお話です。
今よりもっともっと雑然としたお店に、たくさんの働く人がいて、ご近所の方にはなんとも不思議なお店に感じられたことでしょう。
この時代のスタッフが低賃金の中、頑張ってくれたからこそ、
今働く私たちの仕事があるのだと感謝せずにはいられません。





「あうん漂流記 その2」 2010年3月発行

  →その1はこちらからどうぞ



 2003年の夏頃、あうんに今は有名になってしまった湯浅誠がやってきました。

当時のあうんは、リサイクルショップはやっていても、生活のできる賃金になるには、ほど遠かったこと、洋服のリサイクルでは、現場労働をしてきた中高年のおじさん達には、イマイチ興味が持てなかったことなどで、なんとか新しい方向を模索している最中でした。
自転車のパンク修理をやったり、鳩のフンの掃除に行ったりと少しづつ便利屋仕事を始めていたころです。
彼の持っているネットワーク―福祉事務所の職員、弁護士、司法書士、社会福祉士―で、便利屋仕事を事業の拡大の柱にしようということでした。

 こうして、便利屋あうんがスタートしました。

当初は、湯浅君を中心にあうんのメンバー3人くらいで、アパートの片付け仕事を少しづつやっていましたが、ある日、1軒家の片付け仕事が舞い込みました。これは、とてもじゃないけど、今までのメンバーだけではとても無理。そこで登場したのが、昨年亡くなった井上さん達5人グループです。個性豊かな?5人組が、参加したことで、あうんのワイワイガヤガヤの雰囲気が出てきました。

それからは、少しづつ仕事も広がり、便利屋で片付け仕事をして、その中から、売れるものをお店で売るという今のあうんのスタイルが始まりました。家電や家具もこのころからお店に置かれるようになりました。
道路で冷蔵庫や洗濯機を掃除するという光景も、あうんならではの光景となってきました。外で洗いをやることで、お客さんから、「あうんの人達は、本当によく働くねえ。」という声も聞くようになりました。

この頃は、店舗も便利屋も、みんな初体験でど素人、だけど心意気だけは、負けないという気持ちだったような気がします。
「仕事を増やすには、現場でどれだけお客さんに評価されるかだ。ワシラの仕事ぶりをみて、次の仕事をくれるんだ。」これは当時、便利屋を引っ張っていたタマさんの言葉です。

仕事は楽しく、チームワークよく、これがその頃の合言葉でした。  (つづく)

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看板や内装なども全て手作り。互いの技術を生かしあっています。

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S


tag : リサイクルショップ 荒川区 中古家電

プロフィール

あうんショップ

Author:あうんショップ
荒川区東日暮里にある「リサイクルショップあうん」です。
お店からのお知らせ、商品の入荷情報、その他様々なことを共有させていただきます。

★オンラインの家電ショップもございます★
http://awn-recycle.com/ 

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